【OEM事例20】四国C社様ご依頼のキャップOEM事例

【OEM事例20】四国C社様ご依頼のキャップOEM事例

こんにちは、株式会社島田の寳田です。

今回の事例紹介は、前回に引き続きC社様よりご依頼のタオル地を使用しての帽子作りです。前回は、目の大きいワッフル地を使用してバケットハットを制作しましたが、今回は目の細かいワッフル地を使用して、丸頭のキャップを制作します。

それでは、早速作業工程をご紹介していきたいと思います。

前回のバケットハット制作と同じ工程の部分がありますが、ご了承ください。

――芯地選び:出来上がりの雰囲気を決めるのは初めの作業

まずは、表地がタオル地で柔らかすぎるので芯地を貼ってハリと強度を出します。その際、表地から色が透けない色・馴染みやすい硬さ等考慮しながら職人がセレクトします。

――裁断:レンゲ(頭部分)・ツバのパーツ毎に裁断

芯地を貼り終えると、裁断の作業に入っていきます。キャップのパーツは大きくレンゲ(頭部分)・ツバの2種類に分けられます。ここではレンゲを裁断しています。キャップの多くは4枚のレンゲ+フロントのM字パーツ、もしくは6枚のレンゲで頭を構成されます。

続けてツバのパーツも裁断していきます。今の時期(6・7月)は湿度が高いので、生地が滑りにくく裁断しづらい状況です。そこで、生地の下に新聞紙や方眼紙を敷き、スベリを良くして作業効率を上げています。

――縫製準備:生地と糸の色合わせ

縫製の作業に入る前に、まずは糸の準備を行います。その際、重要となるのが糸の色です。今回は、糸の色も任せていただいているので、ステッチはしっかり出る上、目立ちすぎない色の糸を選びました。

――縫製開始:穴かがりミシンで飾り穴の刺繍

縫製の第一段階として、上記画像の刺繍穴を作成していきます。キャップやバケットハットによく見られる穴ですが、デザインや飾り穴として用いられることがほとんどです。基本的に刺繍やプリントは、帽子の形になってからではなく、裁断したパーツの時点で入れられます。場所や形にもよりますが、製品の段階で入れる事も可能です。

――レンゲを繋ぎ合わせる

いよいよパーツ同士を繋ぎ合わせていきます。まずは、レンゲ2枚を裏返しのまま縫製します。片側だけを縫い、次の工程に移ります。

――割りアイロン:縫い代の処理

パーツを繋ぎ合わせる縫製の合間に行うのが、上記画像の割りアイロンです。縫製してできた縫い代を綺麗に処理する作業です。鉄の部分がアイロンで、熱を加えながら縫い代を両側に倒していきます。最終的には、伏せテープを縫い代の幅にかぶせて縫製するので、その作業がスムーズに進むようにする為の準備作業になります。

2枚のレンゲを縫製し終わると、さらにもう1枚のレンゲを繋ぎ合わせます。6枚のレンゲで頭が完成するので、この3枚で頭半分のパーツになります。

レンゲを3枚繋いだパーツを2つ作成し、それを繋ぎ合わせる事で頭部分は完成となります。

頭部分最後の割りアイロンです。今アイロンをあてている縫い代とサイドの縫い代を比べると、開きの差はお分かりいただけると思います。ここまで開くと伏せテープでの処理を円滑に進める事が出来ます。

――裏返すと頭ボディが形に

割りアイロンをかけ、ひっくり返すとこのような形になります。この次に伏せテープで縫い代を処理し、ツバを縫製すると完成となります。

――完成:ワッフル生地の丸頭キャップ

こちらが完成したキャップになります。ツバはポリエステルの芯を入れず、ステッチを何重にも重ねる仕様で仕上げています。こうすることで洗濯を繰り返しても芯が折れる事が無い上、ポケットやカバンにしまっても型崩れしにくくなっています。

 

ご依頼頂いたC社様からは、サンプルの出来に大変満足頂きました。何点かサンプルを作成しましたので、これから量産の数をご相談していく流れとなっています。弊社としてもタオル地で帽子を制作することは多くないので、仕上がりの雰囲気や縫製方法で勉強させて頂く点が多くありました。どのような素材でもご希望ございましたらお応えさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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