“夏”感を最大限に引き出す素材「ラタン/籐」

 
こんにちは、SHIMADAです。弊社ブログをご覧いただきありがとうございます。
 
 
 
本日は、珍しい帽子のサンプルが出来上がりつつあるのでそちらを紹介したいと思います。
 
早速ですが、こちらです。
 
 
これはラタン(籐)を編んで作った帽子です。
 
 
皆さん、ラタンはご存知でしょうか?よく目にするラタン製品でいうとイスや机、籠・カバンやカーペット等の敷物が挙げられます。
 
 
見た目から涼しげな雰囲気とリラックス感を感じる事が出来ます。
 
 
籐には1000年以上前から加工の歴史があり、日本でも弓やなたの柄といった武器に使われる事もあったそうです。
 
このラタンは熱帯や亜熱帯地域で育つヤシ科のつる性の植物で、まわりの背の高い植物に巻き付き、上へ上へと成長していきます。成長するスピードも他の植物と比べるとかなり早いらしく、それもラタン製品が多く生産される理由のひとつです。
 
 
 
特徴としては、軽くて柔らかいのにものすごく丈夫であるというが挙げられます。その性質が活かされ、背もたれに程よいしなりを生む椅子や机に加工されることが多いのでしょう。
 
また、加工性もバツグンで、熱を加える事によって自由自在に曲げる事ができ、基本的には何にでも加工できる素材だそうです。
 
機械で編む事もありますが、今でも職人が必要とされており、機械には出せない美しい曲線は職人の手作業でしか表現できないという事です。
 
 
余談になりますが、約3ヶ月前、世界の果てまでイッテQという番組で、NEWSの手越さんがフィリピンで籐のイス作りに挑戦していました。
 
ここでイスづくりの手順や加工方法の説明があり、なかなか分かりやすいものだったので紹介したいのですが、TV番組の動画を乗せる事はあまり良くないと思いますので、気になる方は検索してみてください。
 
 
 
ラタンカンカン帽の改善すべき点と課題

 
 
今回サンプルとしてベトナム工場で作ったこの帽子、シルエットも美しくデザイン的にも申し分はないのですが、1つだけ課題が出ました。
 
それが重さです。
 
全て籐のつるを使用しているため帽子自体が重くなってしまい、若干のストレスを感じるという問題が上がりました。
 
 
ただ現在は、この課題をクリアする為に、細い籐で作成するという方法を考案中です。
 
2分の1から3分の1程度の太さのラタンを使用し帽子にする事で、少しは軽量化が実現できると思っています。しかし、細くした分、使う籐の量が増えるので重さがどこまで変化してくるかが心配ですが。
 
改良サンプルが届いて改善されてないようであれば、不要な部分を省いたり、デザインを変えるなどしたりして、さらに改良していきたいと思っています。
 
その経過をまたこちらのブログでご紹介したいと思いますので楽しみにしておいてください。
 
 
これから夏が来るので、カフェや家具屋さんなど多くのショップでラタン製品を目にすることがあると思います。よく見てみるとすごく繊細で美しい柄やシルエットのものがあるので眺めるだけでも楽しいですよ。目にした際にはちょっと気にかけてみると面白いと思います。
 
 
それでは、また進展があり次第ご報告しますね。
 
 
 
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