布帛その2【裁断・縫製から完成まで】

 
こんにちは、SHIMADAです。
 
前回に引き続き、布帛の帽子についてお話します。本日は裁断・縫製から完成までの流れについてです。
 
一口に「帽子」といっても、その仕様は様々です。SHIMADAでは、CAD-CAM(計算機支援設計)と金型の2つの裁断方法を導入し、商品に適した方法を選んで製作しています。また、この2つの方法で対応できない製品や小ロットの製作では、職人が個別に型を起こして裁断することもございます。常に帽子とお客様にとってのベストな方法を選びながら作業を進めていきます。
 
今回は職人が個別に型を起こす場合の工程をご紹介していきます。
 
 
パターンおこし

 
 
まずはじめに、パターンをおこしていきます。パターンとは、帽子や衣類の生地を作製する際の型紙のことです。熟練の技術を持ったパタンナーが、お客様のご要望を形にしていきます。
 
 
型紙を切り出すのに使用するのが、レザー素材用の包丁です。包丁を使うことで切断面がなめらかになり、生地を裁断する際のズレを最小限に抑えることができます。
 
 
生地の裁断

 
 
次に生地を裁断していきます。先ほどの型紙を使い、必要なパーツを切り出します。クリップで型紙と生地とを固定しながら、ズレのないよう丁寧に裁断していきます。
 
 
縫製

 
 
次に縫製です。帽子の縫い代は通常4mm程度ととても小さく、縫製には高い精度が求められます。1カ所の縫製がたった1mmズレてしまうだけで帽子がワンサイズ小さくなってしまうほど、非常に緻密で神経を使う作業です。
 
縫製を担当するのは、当社がこだわり続けてきたメイド・イン・ジャパンの帽子づくりを支える経験豊富な職人です。素材や用途・仕上がりに合わせて伸縮性の異なる本縫いと環縫いを使い分けるなど、常に高いレベルで安定した品質を保てるよう、これまでの経験、そこから得た知識・技術を注ぎ込み、一点一点心を込めて縫製しています。
 
数種類のミシンの他、アタッチメントと呼ばれるミシン用補助部品も、帽子の縫製において大変重要な役割を果たしています。このアタッチメントもミシン同様に様々な種類のものがあり、縫製する部分によって使い分けます。
 
使用するアタッチメントの種類は、職人によって様々です。これまでの経験から自分の縫製のクセを熟知し、職人ひとりひとりが自分の手に合わせてミシンを調整しています。培ってきた手の感覚、そしてそれを支える道具を最大限に活かす力も、重視すべき”職人の技術”であると言えます。
 
場合によっては糸をほどいて再度縫い直すことも可能ですが、いかにやり直すことなく一度で仕上げられるかが職人の腕のみせどころ。タッチが少ないほど、美しくシワのない製品が出来上がります。
 
 
仕上げ

 
縫い終わった帽子は、型に入れてシルエットを整え完成です。
 
前回ご紹介したブレード帽子とは、また違う工程で作製しているのがお分かりいただけたと思います。
 
弊社では、各分野のプロフェッショナルが帽子製作を手掛けております。ご希望の帽子を、ぜひ一度ご相談ください。
 
 
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弊社では、帽子のOEM(設計)からODM(製品開発)までご依頼を承っています。弊社の職人(クリエイター)によるメイドインジャパンの帽子・衣類によって、魅力的なものづくりをご提供します。弊社とのお取引をご検討されている場合は、ぜひご相談ください。製品のイメージをお聞きし、デザインを膨らませていきます。その過程で素材などのご提案も可能です。
 
既存ブランドの新規作製案件はもちろん、新しくブランド設立をお考えの方や、個人的にハンドメイドの製品をご希望の方へも、1点からの作製にも対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
 
株式会社島田
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