ブレードその3【ブレード帽子の縫製手順】

 
こんにちは、SHIMADAです。
 
前回、前々回とご紹介してきたブレード帽子、本日は縫製手順についてお話していきます。
 
麦わら帽子の製造からスタートしたSHIMADAとって、ブレード帽子は大切な原点であり、その縫製技術はわたしたちが誇る職人技のひとつです。
 
ブレード帽子は、テープ状の素材である”ブレード”を一段一段重ねて縫製します。ブレード自体の幅が狭くなるほど縫い代も小さくなり、美しく均一なテキスタイルを作り出すためには高い縫製技術が必要です。
 
それでは、ブレード帽子の縫製の流れを動画を使ってご紹介していきます。
 
 
ブレード帽子の縫製手順

 
 
まずはじめに「渦」と呼ばれる帽子のてっぺん部分、頭頂部の中心から作り始めます。この「渦」を中心にして、ブレードが均一に重なるよう調整しながらきれいな円状にミシンで縫い進めていきます。
 
平たく縫うのが大変難しく、渦の処理の美しさは製品の精度を左右する重要なポイントのひとつです。ブレード縫製の中でも高い技術力を必要とする最も難しい工程です。
 
 
 
頭頂部を縫い終えると、今度は頭のふくらみに合わせて頭部の形を作っていきます。
 
少しずつ角度を調整しながら、頭の側面の形に沿うように筒状に縫い上げます。美しく丸みのある形に仕上げるために必要なのが、熟練された職人の手の感覚です。縫い幅を均等に保ちながらシワなくなめらかな表面に仕上げるのが、職人の腕の見せ所です。
 
頭部を3分の2まで縫った時点で一度木型に合わせ、確認しながら縫い進めていきます。帽子のサイズを決めるとても重要な工程で、広がったり狭まったりしないよう手で調節しながらブレードを均一に送ります。
 
木型に綺麗に収まったことを確認して完成です。
 
 
 
頭部が出来上がったら、さらにブレードを追加しつばの部分を縫い上げていきます。
 
ここでも木型に合わせて確認しながら、つばの角度を作っていきます。帽子の種類によってつばの角度や大きさは異なります。手で調節しながら型に合わせて縫い進めます。
 
つばが縫い終わったらフチにワイヤーを入れて形を安定させます。
 
帽子の形状によって縫製の手順は異なります。頭部とつばを別々に縫製するものもあれば、頭部からつばまで一気に縫い進める一体型のものもあり、これにはさらに高い技術が必要とされます。
 
 
 
最後にすべりとよばれる汗取りを縫い付けて、帽子の基本の形は完成です。
 
すべりの内側にはアジャスターがついておりサイズ調整をすることが可能ですよ。
 
 
SHIMADA自信のブレード帽子

 
今回ご紹介したのは、ぐるりと全体につばのついた帽子の縫製手順です。
 
SHIMADAではハットタイプのほかに、ベレー帽タイプやキャスケットタイプのブレード帽もお取り扱いしております。
 
円状に縫い上げていくだけなく、ストレートにブレードを繋げていくケースや、さらに円状に縫い進めたブレードを裁断して使用するケースもございます。使用する部位の形状に合わせて使い分けています。
 
SHIMADAが自信を持ってお届けする、職人の最高の技術を注ぎ込んで作製したこだわりのブレード帽子、皆さまもぜひ一度お使いになってみてください。
 
次回、縫い終わった帽子の仕上げをご紹介します。
 
 
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弊社では、帽子のOEM(設計)からODM(製品開発)までご依頼を承っています。弊社の職人(クリエイター)によるメイドインジャパンの帽子・衣類によって、魅力的なものづくりをご提供します。弊社とのお取引をご検討されている場合は、ぜひご相談ください。製品のイメージをお聞きし、デザインを膨らませていきます。その過程で素材などのご提案も可能です。
 
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